研究成果を発表した論文が雑誌『Journal of Neurochemisitry』の表紙を飾りました
・本研究部門について
・担当教授からのご挨拶
・本研究部門について
・担当教授からのご挨拶
・精神疾患マーカーとしての
セロトニントランスポーター
・がんマーカーとしてのProgranulin
近年、精神疾患に関する問題が深刻化しており、その対策として平成27年からは企業におけるストレスチェック制度も義務化されました。ストレスチェックがそうであるように、現時点では精神疾患の診断や病状把握は問診やアンケートに基づくため、その性質から客観的評価が難しいという問題点があります。本研究部門は血液などから測定できる新たな精神疾患マーカーを確立し、より正確に症状や治療効果の把握できることを目指しています。
さまざまな分子標的治療薬が開発され、がん分野においても大きな成果をあげています。しかし、同じ疾患であっても全ての患者に同じ効果があるわけではなく、効果を示さない患者、重篤な副作用を示す患者など、個人によって様々な経過をたどります。一部の治療薬では投薬前の検査により治療効果や副作用を予測することが可能ですが、多くの治療薬ではまだ不可能であり、さらなるマーカーが求められています。本研究部門は新たながんマーカーを確立し、予測精度を向上させることを目指しています。